QOL爆上げ委員会!

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音の名前(音名)について解説!

こんにちは、ひくるわです!

 

今日は音の名前について解説していきます!

 

猫と音符のシルエットイラスト

音の名前としてまず思い浮かぶのは

ドレミファソラシド

だと思います。

 

この「ドレミファソラシド」って、元々はどこの国発祥なのでしょうか?

 

 

実は、イタリア発祥なんですね!

 

賛歌を歌う際に修道士さんが指導をしやすい、

あるいはみんなが音を覚えやすいように、

ある賛歌の節の頭の言葉と音を組み合わせたのが始まりだと言われています。

 

合唱団のイラスト(フォーマル・男性)

 

ちなみにイタリア発祥ではありますが、

賛歌はラテン語なので、ラテン語の単語がドレミファソラシドの由来になったともいえます。

本当はドの歌詞は「ユ~~」で、音名もユだったのが歌いにくいのでドになったとか。

 

正式なつづりは、

Do Re Mi Fa Sol La Si Do

です。

 

お歌の授業では

「ソではなくシではなくスィと歌いなさい~♪」

と、ご指導される先生もいます。

学生の頃は照れちゃって歌えないんだけど、ちゃんと歌えると格好良い!

 

まあ基本的にはドレミファソラシドはイタリア音名と呼ばれています!

 

 

で、普段私たちが各音を指すときにはドレミファソラシドを使いますが、

以下のような表現を見たことがありませんか?

 

ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調

この画像可愛くて好き。

 

 

実は、イ長調の「イ」も音を表すいわゆる音名なんです。

 

この「イ」はどこから来ているかというと、

日本語の音名(日本音名)です。

 

日本ではドレミファソラシドは、

ハニホヘトイロハ

という音名が付けられています!

 

イロハニホヘトじゃないの? ハから始まるの?(笑)

と思った方がいるかもしれません。

私もめっちゃ思います(笑)

 

これちょっと分かっていない部分もあるので

きちんと説明できないんですけど、

ピアノはハ音=ドが基準になりがちなのですが

西洋音楽ではイ音=ラが基準になることが実は、多いです。

 

オーケストラの演奏をするときに、みんなで最初に合わせる音が

また、ヴァイオリンもラの音が基準。

 

多分、そのためにラの音のピッチも分かりやすく440Hzに定まったのかなって思います。

(ピッチとかHzとかちょっと難しいね。まあなんか1秒間に440回振動する音がラって決まってる感じです。)

 

 

あとね、ドイツ語の音名(ドイツ音名)では

ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー

 

英語の音名(英語の音名だけあんまり定まった呼称がない気がする)では、

シー ディー イー エフ ジー エー ビー シー

といいます。

 

表記すると

ドイツ:C D E F G A H C

  英:C D E F G A B C

 

これ見ると一目瞭然ですね。

ラの音=A

つまり音の並びのスタートがラの音なわけですね。

 

そうゆうわけで、日本的にもが基準になってるんじゃないかな~って思っています!

なんかイタリアよりもドイツとかアメリカの方が政治的にもつながりが強かったはず!

わあー……ここ根拠が薄い! めっちゃ想像で申し訳ない……!

 

そしてイ長調を簡単に説明すると、

ラが基準の明るい音の並びをメインに使っている曲

といった感じです。

 

ちなみにクラシック(とくにピアノ以外の器楽)を勉強する場合はドイツ音名は必須です。

ジャズプレイヤーは英名が必須ですね。

 

どっちにも関わっているとエーがEなのかAなのか分からなくなりがち(笑)

 

でもピアノの基準音ってドのイメージがありますよね。

これが何故なのかも、たしか分かってないんですよね。なんでだろうね~。

 

でも、ピアノが今のピアノの形になっていく流れのなかで、

今のピアノの源流になった「イギリス式ピアノ」の規準音がドだった

(=音の数を数えるときにドの音から数え始めた)、というのは

ひとつの理由として関係してくると思うんですよね。

 

まあ、これも想像でしかないんですけどね!(笑)

 

 

最後にフランス音名について小話。

 

フランスでは、ラテン語を継承して

Ut(ユ) Re Mi Fa Sol La Si Ut

という音名が使われます。

 

……と。

なにを見てもフランス音名については、絶対このように記載されているんですけど、

ひくるわは

 

えっ

歌いにくいからUtはDoになったのに……?

フランス人的にはそうでもないのか……?

 

とずーっと疑問に思っていました。

 

そんな折、たまたまフランス人のクラシック音楽関係者の方と飲む機会があり

「フランスだとドレミファソラシドのDoはUtって本当ですか?」

と伺ったところ

 

 

 

「えっ、そうなの!? DoはDoだよ~!」

 

とのお返事をいただいたのでした(笑)

「Ut? はじめて聞いた~!」的なリアクションだった。

 

まあ、この方がたまたまご存じでなかっただけかもしれませんので、

私のなかでも結論にまでは至っていません。

 

ご存じの方がいらっしゃったらコメントくださると嬉しいです!!

 

それでは!

【超初心者向け】ピアノについて知ろう!─ピアノの種類編─

こんにちは!

 

音楽大学卒のひくるわが、

誰でも1度は見たことがあるはず!

ピアノについてご紹介します!!

 

 

 

今回は、ピアノの種類について。

 

 

ピアノっていうと、皆さんはどの形の楽器を思い浮かべますか?

 

↑この形ですか?

 

それとも……

↑こっちですか?

 

もしくは、

↑こういう楽器を思い浮かべる方も多いと思います!

 

正解は……

 

楽器分類的には、

上2つが「ピアノ」、

最後の1つは「電子ピアノ」(もしくは「電子オルガン」)となります。

 

 

すごくすごく簡単に説明すると、

電気の力を使って音を出す=コンセントや電池などが必要なピアノが

電子ピアノです。

 

※もっと詳しく説明すると、同じくコンセントを必要とする楽器に

電気ピアノ」と呼ばれる楽器もあるのですが、

電気ピアノ」はレアな楽器なので、今回は省略します!

 

ご自宅にある楽器がコンセントを必要とするピアノの場合は、

正しくは電子ピアノというわけです!

 

電子回路を使用していて、内蔵してある音源が電子ピアノの音の正体。

 

そのため、アコースティックな楽器である「ピアノ」よりも

本体がコンパクトなのも特徴です。

 

この画像も、楽器の本体部がとてもコンパクトですよね!

これは電子ピアノ!

 

……と言いたいところなのですが、

いらすとやさんのこの画像、解説のところに「エレクトーン(ピアノ)」と書いてあります。

 

うーん。

えっと、「ピアノ」が「電子ピアノ」の意味であっても、

エレクトーンと(電子)ピアノは別の楽器です。

 

……はっ。

 

いやっ。

いやいやいや、さすがいらすとや!!!!!!

 

汎用性がありますね!!!!?

 

今回はピアノがメインなので省略しちゃいますが、

エレクトーンについても、後日解説したいです!

 

 

では、本題に戻りまして。

ピアノとは、どういう楽器なのでしょう?

 

 

 

ずばり、

ピアノとは、弦をハンマーで叩いて音を出す鍵盤楽器です。

 

ピアノと電子ピアノの見分け方でいえば、

コンセントを使うやつが電子ピアノ

それ以外の大きいやつは9割方ピアノ(本来の。アコースティックな楽器)といって良いと思います。

 

それ以外の見分け方でいうと、

もし楽器の屋根(鍵盤のフタではなく、楽器本体を覆っている部分)を開けられて

金属の線がたくさん見えるのならば、電子ピアノではなくピアノといえます。

 

ピアノの弦の本数はなんと200本以上あります!

 

 

そしてさらに、ピアノには大きく2種類あって、

それが1つめの画像と、2つめの画像の楽器の違いです。

 

↓こちらの楽器は、

 

グランドピアノ

 

 

 

そして、

↓の楽器が……

アップライトピアノ

 

どちらも下記のように、ピアノの前に・(中黒)を入れることもあります!

 

グランド・ピアノ

アップライト・ピアノ

 

また、画像だとアップライトピアノの方が大きく見えますが、

実際にはグランドピアノの方が大きいです!

 

さきほどご紹介したように、どちらも

弦をハンマーで叩いて音を出す鍵盤楽器なのですが、

その「弦」と「ハンマー」の向きが、この2つの楽器の大きな違いです。

 

グランドピアノは、

弦が横向きに張ってあって、

ハンマーは弦の下にあります。

 

ハンマーは、下から上に向かって弦を打ち上げます。

 

 

それに対して、アップライトピアノは、

弦が縦向きに張ってあって、

ハンマーは弦の前側にあります。

奏者と弦の間っていうのかな。

 

アップライトピアノは弦が縦に張ってあるので、

本体が縦長なのが特徴です。

この見た目からか、縦型ピアノもしくは竪型ピアノと呼ばれることもあります。

 

 

つまり、

バーンと奥行きが長いのがグランドピアノ

デーンと床まで本体があるのがアップライトピアノということです!

 

 

さて。

低い音を出すには、基本的にそれだけ長い弦が必要になってきます。

 

グランドピアノのように弦が横向きに張ってあると、

それだけ楽器の奥行きが必要になってしまいますね。

そうすると、楽器を置くのにめちゃくちゃ広いスペースが必要になってしまう……。

 

ホールのように広い空間なら問題ないのですが、

一般家庭に置こうとすると、楽器が超ビッグなのは大問題です。

 

はい、そんな皆さんの

「ピアノは欲しいけれど我が家にそんな空間はないわ……」問題を解決できるのがずばりアップライトピアノです!

 

縦向きに弦が張ってあるアップライトピアノは、

グランドピアノと比べるととっても省スペース!!

 

アップライトピアノは、まさにご家庭用のピアノなのです!

 

 

このアップライトピアノがあったからこそ、

ピアノという楽器が広く普及したんですね。

 

ただしデメリットもあって、

弦を打てるスピードは、グランドピアノの方が段違いに早いです。

 

また、基本的にはサイズが大きな方が良い音がするので

すごく良いホールではフルコンと呼ばれる超ロングサイズなグランドピアノが用いられます。

 

つまり、楽器の性能面ではアップライトピアノよりグランドピアノの方がどうしても勝っています。

 

そのため本格的な演奏をする人/場所などでは、グランドピアノが使用されることがほとんどなんですね。

 

……と、いうことで、

今回はピアノの種類と見分け方について、ご紹介させていただきました!!

 

歴史や弾き方、他の楽器についても今後ご紹介していきますね!